バナナは手軽に食べれる、甘くて栄養価の高いフルーツとして有名ですよね。
ミックスジュースにしたり、デザートに使ったりと加工も簡単です。
女性ならバナナダイエットという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
そこで、バナナにまつわる成分や健康への影響を調査してみましょう。
朝にバナナは食べない方が良いの!?
朝にバナナを食べるメリット
- カリウムが多く含まれむくみの解消に効果的
- 低GIのため血糖値が上がりにくい
- 食物繊維が豊富で腸の調子を整えてくれる
- すぐ食べられるので忙しい朝にもピッタリ
- 単純に栄養満点
朝食を抜くと肥満や動脈硬化などの生活習慣病になる可能性が高いのはご存じですよね。
そんな時間のない朝でも、簡単に食べられて栄養価の高い食品がバナナです。
カリウムが他の食品よりも多く含まれているので、むくみの予防、解消に役立ちます。
そして、低GI食品なので血糖値の急激な上昇を抑え、ダイエットに向いているのです。
栄養成分では、マグネシウムやビタミンB群が含まれているので効率よくエネルギーにする事ができます。
また、食物繊維が豊富で腸内環境を整え、お通じがスムーズになります。
知恵袋でも朝にバナナは食べない方が良いのか?という疑問が散見される
ネット上では、朝にバナナは食べない方が良いのか?といった質問が寄せられています。
その中からいくつか紹介してみましょう。
引用:Yahoo!知恵袋
引用:Yahoo!知恵袋
この2つの質問ですが、どちらも「良くないのでしょうか?」という疑問形で具体的な理由が書いてないですね。
質問の回答ですが、朝食べるフルーツは糖質や栄養バランスを考えるとオレンジやリンゴがいいのではないでしょうか。
組み合わせたらいい食品は、カルシウム豊富な牛乳や乳製品です。
タンパク質や糖質、ビタミンなどバランスの良い食事をとる事を勧めます。
朝にバナナは食べない方が良い・デメリットがあると言われる理由は?
バナナは甘くて子供にも人気のあるフルーツですよね。
栄養価も高いし手軽に食べれるので、ついつい食べ過ぎちゃう人も多いのではないでしょうか。
しかし、朝にバナナは食べない方が良いんです。
なぜ、朝にバナナは食べない方が良いんですか?
バナナに含まれるカリウムによって体が冷えやすい
バナナは糖質やカロリーを気にしがちですが、実はカリウムが多く含まれています。
カリウムとはミネラルの一種で、ナトリウムを排出して塩分の摂りすぎを調整する重要な栄養素です。
また、他の食品と比べて多いんですか?
これは、りんごの3倍、みかんやいちごの2倍以上になります。
ちなみに、1日のカリウム摂取の目安量は成人男性で2500mg、成人女性で2000mgとされています。
特徴の1つとして体を冷やす性質があります。
バナナと食べると腸によくない食品があると主張する専門家もいる
食べ物には組み合わせがあるのをご存じでしょうか。
今話題のメソッド「アダムスキー式腸活法」を紹介します。
食べ物が消化管を下る時に、早く通過する食品を「ファスト」、遅い食品を「スロー」、その中間を「ニュートラル」に分けられます。
この「ファスト」と「スロー」を同時に取らないようして、腸の詰まりを防ぐ腸活法です。
食品のカテゴリー
- ファスト(胃と小腸を通過するのに30分ほど)
フルーツ全般
ジャム
ヨーグルト
はちみつ - ニュートラル
チョコレート
コーヒー
紅茶
牛乳
スパイス - スロー(胃と小腸を通過するのに8時間から10時間ほど)
炭水化物
野菜全般
肉
魚
ナッツ
豆類
バナナケーキ
バナナトースト
ドライバナナとナッツ入りのシリアル
バナナ入り豆乳スムージー
よく朝食に出てくる食品ですが、これらは全て組み合わせNGです。
ファスト食品とスロー食品を同時に摂らないようにし、胃腸の環境を整えましょう。
食べても満腹感を感じにくいためカロリーオーバーになりやすい
忙しい朝の時間に手軽に栄養が摂れてダイエット効果があるバナナを食べる人は多いと思います。
しかし、朝食べるバナナはダイエット効果があるのでしょうか。
そこが落とし穴なんです。
バナナは1本約90kcal、糖質21.4gを含んでいるため、食べ過ぎると太る可能性があるので気を付けましょう。
そして、バナナの成分によっては、手や唇の震えや不整脈などを発症するリスクがあります。
栄養価の高い食品といわれていますが、食べ過ぎるとカロリーオーバーや病気になる事があります。
くれぐれも、バランスの良い食事を推進します。
バナナには多くのシュウ酸が含まれるので尿酸値が高い人は要注意
バナナにはシュウ酸が多く含まれているという特徴があります。
もちろん健康を維持する上で必要な栄養素ですが、過剰に摂取すると尿路結石を発症する恐れがあるので注意が必要です。
シュウ酸を多く含む食品
- ほうれん草
- タケノコ
- キャベツ
- ブロッコリー
- カリフラワー
- ピーナッツ
- チョコレート など
尿路結石とは尿の中の物質、シュウ酸、カルシウム、尿酸などが結晶化されたもので、排尿時に痛みを伴う病気です。
常識的な摂取なら問題はありませんが、日ごろからバランスの良い食生活を送る事が大切です。
朝にバナナを食べるメリット
寝ている間に失ったエネルギーを補給するために、朝食を摂る事はとても大切です。
朝食にバナナを食べるのを習慣にしている人は多いと思いますが、どんなメリットがあるのでしょうか。
それでは、バナナを食べた時のメリットについて解説していきましょう。
カリウムが多く含まれむくみの解消に効果的
むくみ予防に何かしていますか?
それも予防法として効果的ですが、バナナを食べるとむくみ予防になりますよ。
バナナはカリウムという栄養素を多く含んでいて血圧の上昇を抑えたり、むくみを改善する効果があります。
カリウムはナトリウムとバランスを保ちながら、体内の水分を調節しているのです。
低GIのため血糖値が上がりにくい
血液検査の単位にあったような気がするけど、何の値ですか。
バナナのGIは47で血糖値をあげにくい低GIの食品という事になります。
簡単に説明すると、糖質を食べると血糖値が上がり、インスリンが分泌されて血糖値を下げてくれます。
しかし、インスリンは糖を中性脂肪にする働きがあるのです。
バナナを食べた後のインスリンは分泌しすぎず、糖が中性脂肪になる前に吸収してくれます。
以上の観点からバナナは太りにくい食品と言えます。
食物繊維が豊富で腸の調子を整えてくれる
食物繊維を多く含む食品を教えてください。
食物繊維の多い食品
- 穀物
玄米
胚芽米
麦めし - 豆類
煮豆
納豆
おから - イモ類
さつまいも
さといも - 野菜
ごぼう
ふき
セロリ - 果物
柑橘類
バナナ など
バナナには約1.1gの食物繊維が含まれており、小腸のぜん道運動を活発にして便秘の解消が期待できます。
このぜん道運動は朝に活発になることから、バナナを朝食に食べることは、健康な生活を送る上でとても大切です。
食物繊維の目標摂取量は、18~64歳では1日あたり男性21g以上、女性18g以上とされています。
すぐ食べられるので忙しい朝にもピッタリ
バナナのいいところは何といっても手軽さではないでしょうか。
スーパーや八百屋、最近はコンビニでも置いているところがあります。
そして、種類が豊富で安いですよね。
甘いので子供にも人気があり、遠足で持って行ったという人も多いと思います。
皮をむくだけなので、ビニール袋にいれて学校やオフィスでのランチ、ピクニックに持って行ったりととても便利です。
最近流行りのスムージーにしたり、果汁が多すぎずしっとりしているので、フルーツサンドにも向いてるのではないでしょうか。
単純に栄養満点
栄養豊富なのに、1本約90kcalとカロリーが低いのも女性にはうれしいです。
それでは、バナナの栄養素を解説していきます。
- エネルギー
約90kcal
甘いバナナは高カロリーと思われがちですが、実はパンやご飯よりも低カロリーです。
バナナ1本のカロリーは、ご飯だとお茶碗半分、6枚切りの食パン半分と同じになります。 - カリウム
約360mg
バナナはカリウムを多く含んでいる食品です。
むくみや高血圧の予防、筋肉のけいれんを防ぐなど、様々な効果があります。 - 食物繊維
約1.1mg
食物繊維は食事で摂った栄養素の吸収を遅くしたり、有害物質を排出し便秘対策に効果があります。 - ビタミン
ビタミンB1・・糖質の代謝を助けたり、疲労を回復します。
ビタミンB2・・脂質の代謝をサポートし、皮膚や髪の毛の健康を維持します。
ビタミンB6・・たんぱく質の代謝を助けたり、成長を促します。
このようにバナナは栄養価が高くダイエットにおすすめの食品です。
朝にバナナを食べる際の注意点
糖質ダイエット中の人は朝にバナナは食べない方がいい
ダイエットをしている方は、この糖質を意識している人が多いのではないでしょうか。
「糖質制限」というワードを良く耳にすると思いますが、簡単に説明します。
その糖質は体内での消化吸収のスピードが速く、血糖値が上がりやすくダイエットの大敵です。
バナナ1本に含まれている糖質は約22gとそれほど高くはありませんが、食べ過ぎには気を付けましょう。
冷え症の方はバナナを焼いたり温かいものと一緒に食べるのがおすすめ
バナナに含まれるカリウムは体を冷やす特徴があります。
朝バナナを食べる際は、身体を冷やし過ぎないように、常温の水や温かい食べ物と一緒に摂ることをおすすめします。
また、焼きバナナにしたり温かいバナナスムージーにして召し上がってみてはいかがでしょうか。
- チョコレート
チョコレートに含まれるテオブロミンは血流を改善し代謝を良くします。
- チーズ
酵素の成分が体を温め、血行促進の効果もあります。
バナナだけではなく他の食品からも栄養を摂取する
朝にバナナを食べる際には、他の食品も食べて栄養バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。
一緒に食べると良い食品
- ヨーグルト
- 牛乳
- キウイ
これらの食品は食べ合わせの相性も良い食品です。
トリプトファンを摂ることでタンパク質の代謝に必要なナイアシンを合成できるため、ダイエットに効果があります。
キウイはバナナより低カロリーなのに2倍の食物繊維を含んでおり、こちらもダイエットにおすすめです。
満腹にならないからと言って何本も食べ過ぎない
バナナは手軽で簡単に栄養が摂れる優れた食品です。
皮をむけばすぐ食べられるのでとても便利ですよね。
忙しい朝はキッチンで料理する時間もない、という人にとってはスーパーフードではないでしょうか。
その気持ち良く分かります。
だからといって、バナナだけの食事はお勧めできません。
満腹にならないから1本では足りず、2本以上食べる食生活は危険です。
前途で述べたように、バナナ1本のカロリーは約90kcal、糖質は約22gです。
それほど高くはありませんが、ダイエット中や糖尿病の方は注意が必要です。
まとめ:朝にバナナは食べない方が良いの?
栄養価が高い事は知っていましたが、食べ物の組み合わせがあるのはとても興味深い内容でした。
皆さんも少しだけ早起きをして、バランスのとれた食事で健康で豊かな生活を送ってみてはいかがでしょうか。