初めてのものを摂取するとき、誰しも「水素水を飲み始めてみたいけど自分に合っているかな?」と心配になるもの。
特に水素水といった原子記号名の入ったものほど、手に取るのが難しく感じる方もいるでしょう。
「水素水って体に取り入れてもいいの?」
「水素水を飲んではいけない人はいる?」
上記のような疑問をお持ちの方のために、当記事では水素水を飲んではいけない人について解説します。
また、水素による効果を得やすくする方法もご紹介しているので、水素水が気になっている方はぜひ参考にしてください。
記事監修者
大道容子
薬剤師
薬学科卒業後、生命科学系大学院修士課程進学。院生時代にドラッグストアで薬剤師としてのアルバイトを経験。大学院卒業後、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に入社。機構では副作用情報の収集と解析を担当。
薬剤師名簿登録番号:第504326号
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目次
医療機器で作られた電解水素水を飲んではいけない人と市販の水素水を飲んではいけない人
水素水を作るには主に以下の製造方法があります。
水素水の製造方法
水素ガス注入方式
水素ガスを直接、水に溶け込ませる方法です。
高い圧力をかけて水に水素を溶け込ませ、水素水を作ります。
市販の容器入りの水素水の多くは、この方法で製造されてるものが多いです。
電気分解方式
水に電気をかかけてあげると電気分解により、水素が発生します。
この電気分解を利用し、水素水を作っていきます。
自宅で使えるサーバーなどは、この方法で水素水を作っているものが多いです。
電解水素水は上記の電気分解方式によって作られた水素水のことを言い、アルカリイオン水と呼ばれていることもあります。
電解水素には以下の特徴があります。
電解水素水の特徴
- 短時間で生成ができる。
- ミネラルが豊富
- アルカリ性で胃の働きを助けて、胃腸にやさしい。
- サーバーで作るので欲しい時に欲しい分だけ作ることができる。
このようにミネラルが豊富だと良いことだけかと思いますが、実は体に合わない人もいます。
ここでは簡単に解説しますが、病気等を患っている方や体が未発達の幼児には水素水は良くありません。
健康体の人でも飲み方によって水素水を飲んでがいけない場合があります。
そこで、水素水を飲んではいけない人について詳しく解説していきます。
医療機器で作られた電解水素水を飲んではいけない人・ダメな人は?
体に良いイメージの水素水ですが実は飲んではいけない人もいます。
もし、飲んではいけない人が水素水を飲んでしまうと思わぬ事故になってしまうかもしれません。
そうならない為にもただ体に良いだろうと飲むのではなく、危険性を知った上で自分は水素水を飲んでも良いか判断をして飲むようにして下さい。
腎疾患を患っていてカリウム・水分の摂取量に制限がかかっている人
電解水素水は製造方法により、浄水よりもミネラルやカルシウムが多く含まれています。
腎臓病の方の中にはカリウム等の接種制限を受けている方もいらっしゃいます。
もし腎疾患等で闘病中の方は、かかりつけの医師の方に相談してから飲むようにしてください。
腎機能が低下してしまうと尿を作る働きが弱くなり、体の中の水分があまり排出されなくなります。
体に水分が溜まってしまうとむくみや呼吸困難・血圧上昇などの症状を引き起こします。
かかりつけの医師の方に許可をもらったとしても、量を調整しながら飲んでください。
まだ内臓が発達していない幼児
赤ちゃんはまだ未発達で成長の途中です。
大人に効果があるからと言って、赤ちゃんも全く同じの効果が得られるとは限りません。
赤ちゃんは普段、母乳やミルクを摂取しているので胃腸の働きも大人と違います。
電解水素水は弱アルカリ性です。
アルカリ性の性質には胃酸の分泌を抑える性質があります。この性質は成長途中の赤ちゃんには刺激が強いので、電解水素水を与えてあげるのはやめておきましょう。
自分には効果があるからといって赤ちゃんに与えるのではなく、適正な年齢になってから飲ませてあげましょう。
それまでは赤ちゃんには浄水でミルクを作ってあげて下さい。
減酸症/無酸症の人
先ほども少し触れましたが、電解水素水は電気分解により弱アルカリ性になります。
アルカリ性の水は無酸症・低酸症の方には体に良くありません。
なぜかと言うと、アルカリ性の水には胃酸の分泌を抑える性質があるからです。
無酸症・低酸症とは物を食べた時に消化する際に使われる胃酸の酸が弱く、食べ物を分解する力がない病状のことです。
無酸症・低酸症の方が電解水素水を飲むと、さらに消化する力が弱くなる恐れがあります。
そうなると取り返しのつかないことが起きる可能性があるため、電解水素水は飲まないようにしましょう。
水素水で薬を服用しないように注意
薬は浄水で服用される想定で製造されています。
カプセルなどに入っている薬は複数の薬が入っており、中の薬が徐々に溶けていくことで時間差でそれぞれの薬の効果が効き始めます。
電解水素水は浄水よりも溶解力が高く、複数の薬が同時に溶けてしまいます。そうすると本来の薬の持続性が失われてしまい、本来の効果が得られない場合があります。
そのため、本来の薬の効果を最大限発揮させるためにも、薬を服用する際は浄水でお飲みください。
水素水を飲んではいけない人は?水素水がだめな人
水素水の存在を知ったとき、誰しも上記のような疑問を感じたのではないでしょうか。
「水素」なんて体に取り入れたらどんなことになるかわからないけど、実際に商品として売られているので何かしらの効果が出るのを期待してしまいますね。
しかし、ぶっちゃけた話をすると、市販の水素水はただの水です。
もう一度いいますが、水道でひねって出てくるお水とほとんど成分が同じで、ただの水です。
とはいえ、「水素水 効果」なんて検索してみると何やらいろいろな効果がでるとか、実際に効果が出ておすすめしている人たちの記事がヒットします。
水素水で得られると思われる効果?
- 肌がキレイになる・プルプルで若返る
- 特に肌荒れやニキビに効果がある
- 動きやすくなりフットワークが軽い
- どんなに疲れていても寝起きがいい
- 老化スピードが遅くなる
上記以外にも水素水による効果を感じている人がいますが、実はただの水なんです。
つまり、水素水を飲んで上記効果を感じることができたのなら、プラシーボ効果が出ていることになります。
※プラシーボ効果…本当は高価のある薬や成分が入っていないのにあたかも入っているかのように伝えたところ、その商品や物を摂取した人が本当に何かしらの効果を出してしまうこと。
ほとんどただの水なので飲んではいけない人はいない
水素水効果を実感している方や水素水に期待していた方ほど、上記疑問を感じることでしょう。
水素水自体には、人間の老化を早める活性酸素を除去する水素が含まれています。
しかし、水素水の蓋を開けた時点で水素の大部分が抜けてしまうと言われています。
水素水の有効成分が体内に吸収される前になくなってしまいます。
つまり、水素水を飲んでいると思い水素水を飲んでいても、実際はただの水を飲んでいるのと変わりありません。
市販の水素水濃度を計測するWEBサイトおよび動画などを拝見しましたが、やはり市販の水素水と水道水に含まれている水素濃度はほとんど変わらないという結果でした。
「それでも水素水を飲みたい」というなら飲み続けてもいいですし、「ただの水なら飲むのをやめる」という決断にいたる方もいらっしゃるでしょう。
お金を無駄にしたくない人は飲んではいけない
水素水はほとんどただの水と同じですが、高い金額を出して購入している方もいらっしゃるのでは?
この点から見ると、お金を無駄にしたくない方、きちんと効果を出してくれる何かにお金をかけたい方は、水素水はおすすめできません。
要するに無駄遣いをしたくない方ほど水素水を飲んではいけないのです。
結論として、以下効果を期待して水素水を飲んでいる方も、水素水を飲んではいけないといえるでしょう。
ポイント
- 病気の予防
- 免疫力向上(病気になりにくくする)
- 疲労回復(疲れにくい体を手に入れる)
- ダイエット効果
- 美肌効果(キレイな肌、ぷるぷる肌を手に入れる)
- アンチエイジング効果(老化を遅くする)
水素には活性酸素を出す効果がありますが、水素水には水素がほとんど含まれていないので上記効果は一切出ないと考えておくといいでしょう!
注意:水素の健康効果自体を否定しているわけではない
注意点として、水素水の健康効果が全くないといっているわけではありません。日常的に水素水を飲むことは、ただの水を飲んでいるのと変わりないといえます。
しかし、研究機関では「水素は病気などの改善を助ける」ことが結果として証明されており、いわば医療現場では水素は体の良いものとして当たり前に認知されていることになります。
研究機関や医療現場で水素はどのような位置づけとなっているのかというと…
ポイント
- 分子水素は一酸化窒素と一緒に吸収すれば肺障害(病原菌によるもの等)の改善が早くなる)
- 水素水を飲むと通常の水より膀胱排尿閉塞障害を予防しやすくなる
- 水素水を飲むと光による網膜ストレスが軽減される
- 水素量の多い食塩水を飲むと潰瘍性結腸炎による損傷を大きくしない、大腸がんの抗がん作用を強める
- 癌や放射線壊死部位を回復させる効果がある
- 血液の酸化ストレス解消により心血管性原因を改善する
- 神経による痛みの軽減
- アトピー性皮膚炎の解消
上記は医学論文に記載されているものです。
つまり、水素水は摂取方法によって、治らないとされているような病気や感染症に打ち勝つ手段になりえる可能性があるということです。
水素を体に効率よく取り込みたいなら水素吸引器が良いと考えられる
病気改善もしくは生活習慣病や病気に備えるために水素を体内に取り込みたいなら、水素水ではあまり意味がありません。
なぜなら、一般的に市販されている水素水の水素含有量は少なく、飲む前に水素が抜けてしまうからです。
つまり、効率よく水素を体内に取り込むには、水素が逃げないように摂取する必要があります。
その場合は、家庭でも使える水素吸引機の利用がおすすめです。
水素濃度が高く、水素を摂取することに特化した機械なので水素ガスが逃げる心配がありません。
色々なサイズの水素吸引機が販売&レンタルされているので、ライフスタイルにあわせたものが利用できます。おすすめの水素吸引器
水素吸引機はたくさん種類がありますが、なかでもケンコスの水素吸引器具がおすすめです。
電子タバコのような見た目ですが、機械に口をつけて水素を好きな時に据えるので持ち運びにも便利です。
丸みを帯びたフォルムやオシャレなカラー展開は、男女ともに違和感なく使えるでしょう。
商品名 ケンコス4 KENCOS(R)4 価格相場 ¥43,430 カラー展開 ネイビー・ホワイト・ピンク 水素ガス発生頻度 8ml/分(電気分解方式) キシリトールやカテキンなどフレーバーを楽しみながら水素が吸えるので、ひそかに注目されている商品です。
気軽に水素を摂取したい方におすすめなのでぜひ検討してみてください。当サイトでは健康効果を実感できたシリカ水をおすすめしています
水素水を飲むより水素吸引機を使ったほうがいいのですが、価格が安いとはいえません。実は、管理人は水素水とシリカ水を継続して飲んでみて、何かしらの効果が出るのかを体験してみたことがあります。
ずばり、シリカ水を飲み続けたところ、気になっていた髪の毛のゴワゴワ枝毛や肌のニキビが改善されてきました。
水素吸引機を購入するより、シリカ水を買ったほうが安く抑えられます。また、水素水に関してはまったく効果が出なかったのでおすすめできません。
でもシリカ水は、飲み続けて3ヶ月後には髪の毛ツヤツヤになってきたので(シャンプーや基礎化粧品は変えていません)、迷っている方はまずシリカ水を飲んでみることをおすすめします。
※個人の意見です。